CentOS 7をUSBメモリからUSBメモリにインストールする
最近趣味でLinuxに触れることがめっきり減っていましたが,昨日急に思い立ち,CentOS 7をUSBメモリに導入して使ってみることにしました.CentOS 7を最終的にインストールするメディアだけではなく,インストーラを書き込むメディアもUSBメモリとすることで,インストーラが不要になったときにメディアを再利用できるようにしました.この記事では,CentOS 7をUSBメモリにインストールし,起動可能な状態にするまでに行った作業について,備忘録を兼ねて書きます.
作業環境
作業手順
USBメモリにCentOS 7のインストーラを書き込む
はじめに,CentOS 7のディスクイメージを公式サイトからダウンロードしました.私の環境では,ディスクイメージのダウンロードに20分ほど要しました.これをRufusを用いてUSBメモリAに書き込み(下図),インストーラを格納した起動可能なUSBメモリAを作成しました.なお,この段階でUSBメモリAに書き込まれたのはCentOSではなく,あくまでもそのインストーラであることに注意してください.
CentOS 7をUSBメモリにインストールする
インストーラを書き込んだUSBメモリAを差し込んだまま再起動を行い,BIOS画面でこのUSBメモリからの起動を選択しました.ほどなくして「CentOS 7」という画面が表示されるので,「Install CentOS 7 Linux」を選択しました.
数分待つとインストーラ画面が表示されました.詳細は省きますが,私が行った主な設定は次のとおりです.
- 「WELCOME TO CENTOS LINUX 7」画面:「日本語」,「日本語(日本)」を選択.
- 「日付と時刻」画面:現在時刻が9時間後にずれているので,修正*1.
- 「ソフトウェアの選択」画面:「ベース環境」で「開発及びクリエイティブワークステーション」を選択.これにより各種開発ツールやGUIを導入.
- 「インストール先」画面:「デバイスの選択」でUSBメモリBを選択*2.
インストールが完了すると,再起動を要求されました.こんどは,BIOS画面でUSBメモリBからの起動を選択しました*3.「初期セットアップ」画面で「LICENSING」に同意して「設定の完了」を選択するとGNOMEのログイン画面に移りました.先程設定した一般ユーザのアカウントを用いてログインした後,「ようこそ」画面が表示されるので,キーボードマップなどの設定を行いました.これでインストール作業は完了しました.