はむ吉(のんびり)の練習ノート

主にプログラミングについて、思いついたことや、試してみたこと、学んだことを、覚え書きを兼ねてまとめます。

オレオレ造語 “掌” 辞典:自分にしか通用しない造語一覧

私は思考の中で,既存の語句を組み合わせた,いくつかの妙な造語を使っていることに気づきました.このような「オレオレ造語」に頼っていると,うっかり会話にもそれらを使いかねません.そこで,これらの造語を,一般に通用する語句で定義し,あえてそれをブログ記事として残すことにしました.

造語一覧

牛が負けそうだ(うしがまけそうだ)

意味

食べ物を前にして,美味しそうだとおどけて言う句.

由来

食べたものが美味しかったときに,おどけて「ああうまかった,うしまけた」と言うことがある.これはオレオレ造語ではない.この言い回しからさらに派生した.

補足

周囲で「うしまけた」は普通に使われているため,この造語を実際に使うことがある.自分以外にも意味が通じる点で,厳密にはオレオレ造語ではないかもしれない.いずれにせよ,外で言わないように注意する必要がある.

貴(き)

意味

自分の好きな食べ物であること.対義語:卑(ひ).

由来

電気化学における貴・卑からか.ただし,この用語を知る前から,このオレオレ造語を使っていた記憶がある.

用例
  • 「野菜よりも肉の方が貴だから,野菜から食べよう」:食事中の思考.好物を後回しにする傾向がある.
補足

派生語として,貴水・卑水というオレオレ造語もある.飲食店において,明示的に注文して出てくる飲み物(茶,コーヒー,ジュースなど)を貴水,いわゆるお冷やを卑水と呼ぶ.前者の追加は有料だが,後者については常識の範囲内であれば大抵無料であるため,このような区別が生じた.なお,派生元の貴・卑とは異なり,貴水よりも卑水の方が好物の場合もありうる.

Kete る(けてる)

意味

状況が深刻化すること.特に,精神的に追い詰められること.あるいはすべきことが多くなりすぎ,極めて忙しくなること.

由来

共同創作プロジェクト wikipedia:SCP Foundation で用いられているオブジェクトクラスの一つ,Keter から.

用例
  • 「このままでは明日 Kete りそうなので,今日はここまでやっておこうか」
補足

由来から分かるとおり,「オレオレ造語」のなかでは新しいものである.精神的に苦しむことが多かった 2016 年度あたりに多用した.幸か不幸か,今ではほとんど使用しない.それだけ恵まれた環境にいるのか,単に自分が勝手にぬるま湯に浸かっているのか.

スヌ山ピー助(すぬやまぴーすけ)

意味

wikipedia:スヌーピーをおどけて言う語.

由来

スヌーピーwikipedia:ピー助からか.どこから「山」が入ったのか.

補足

この語は会話でも口に出しそうになったことがあり,特に注意が必要である.自分だけの造語だけと思いきや,Twitter 上に使用例があり驚いた.

図書交換(としょこうかん)

意味

図書館 A で借りていて,返却期限が近づいた本 a を返却し,その後書誌情報が同じ(大まかには,ISBN コードが同じ)別の本 b を図書館 B で借りること.

由来

返却と借用により,返却期限が近い本をそうではない本と交換するというイメージから.

補足

どこか自分本位の響きがあるので,口に出さないとはいえ,あまり多用すべきではない語であろう.ただ,最近では使用頻度が減ってきた.なお,図書館 A, B が近接しているときや,A = B のとき(すなわち図書館が複本を所蔵しているとき)には,その日のうちに図書交換を行えることがある.その場合には,特に即日図書交換ということがある.

明白な天命(めいはくなてんめい)

意味

現在の状況に照らして,そうするのが最適である,あるいは最適であると信じたい行動.

発音

「選挙」という語に似た,「て」に第一強勢を置くイントネーションで発音する.

補足

上掲記事を見れば明らかなように,この「オレオレ語義」は,本来の歴史用語としての語義と大幅にかけ離れている.おそらくは,私は字面だけで勝手に当てはめたのだろう.その時点で,本来の語義を知っていたはずなのに,なぜこのようなことをしたのだろうか.今後は特に使用を控えたいオレオレ造語である.

紅葉賀(もみじのが)

意味

何か衝撃的,悲しい,または理不尽な出来事が降りかかったときに,別の楽しいことを考える,あるいは自己正当化に走ることにより,気持ちを立て直すこと.

由来

源氏物語』第7帖「紅葉賀」から.

用例
  • 「紅葉賀,紅葉賀をしよう」:上述の,不本意な出来事が起きた際に,紅葉の風景を思い浮かべながら,歌うように頭の中で念じる句.これ以外の用例はほとんどない.
発音

「紅葉賀」の「も」に第二強勢を,「の」に第一強勢を置く珍妙なイントネーションをとる.もちろん,実際に口に出すことはしない.

補足

源氏物語の巻の内容は,当然ながら上述の勝手な語義とは無関係である.なぜ源氏物語の巻名を使ったか,もはや覚えていない.

まとめと感想

書き出してみると,「オレオレ造語」は思いのほか多いものだと感じました.これらに思考が浸食され,ついには会話や文章にまで使い始めてしまうかもしれません.現に,一部はすでに口に出してしまいました.恐ろしいことです.

ただ,このように「オレオレ造語」を列挙するのは悪いことばかりではありません.「オレオレ造語」を一般に認められる用語で定義づけることは,万一その用語が口から出かかっても,即時に言い換える手助けになるでしょう.ほかに「オレオレ造語」が見つかったら,また追記することにします.

しかし,このように「オレオレ造語」を使っている人はどれほどいるのでしょうか.少し調べたところではあまり見当たりませんが,私のようにそれらをわざわざ衆目にさらすようなことをする人がいないだけかもしれません.