はむ吉(のんびり)の練習ノート

プログラミングとことばに関する話題を中心に,思いついたこと,試してみたこと,学んだことを,覚え書きを兼ねてまとめます.その際に役立った,技術書,参考書,辞書,機器などの紹介も行います.

2018 年を振り返って:(競技)プログラミング,図書館,辞典を中心に

気がつけば 2018 年も残りわずかとなりました.そこで,一昨年昨年に行ったの同様に,主に競技プログラミング,古本および辞典を中心に,今年を簡単に振り返りたいと思います.

プログラミング

本業の関係もあり,今年は昨年以前ほどはあまりプログラミングを行いませんでした.とはいえ,定期プログラミングコンテストに出るという習慣はかろうじて維持できました.また,競技プログラミングを通じて学んだ技術を,わずかながら本業に関係のあるプログラミングに活かすこともできました.

競技プログラミング

前述のように,昨年よりも競技プログラミングに割く時間は減りました.しかし,AtCoder, LeetCode および yukicoder を中心とするプログラミングコンテストにはなんとか出られました.とはいえ,問題演習をほとんど行わなかったため,成績は昨年よりも低下しました.

AtCoder では青色に復帰するどころか,緑色への陥落すらありうる状況に陥ってしまいました.昨年は成績の低下を精神面での不調に帰していたようですが,もはやそれではなく,練習不足が主たる原因なのは明白です.来年はこれまで以上に本業が忙しくなるでしょうが,もしレートを上げたいのならば,その中でも時間管理を確実に行い,まとまった競技プログラミングの演習時間を確保すべきでしょう.ただ,これまでの傾向を見ていると,これが実現されるかは疑問です.先ほどの文ですら,なにか他人事のようです.最低限の目標としては,毎週土曜日にコンテストへ参加するという習慣を維持し,何よりもそれを楽しむということが考えられます.加えて,コンテストで見て解けなかった問題ぐらいは,復習すべきでしょう.やはり他人事じゃないか.

また,LeetCode では毎週日曜日にコンテストが開かれると知り,これにも時々参加しています.私にとってはほどよい難度だと感じています.ただ,やはり復習はあまりできていません.

yukicoder には writer と contestant という二つの形で参加しました.Writer とはいうものの,毎年恒例のエイプリルフールコンテストでNo.3032 Unavailability of Inequality Signs - yukicoderを出題しただけですが.大きなトラブルはなく,概ね好評をいただき,ほっとしたのを覚えています.Contestant としては,引き続き原則毎週金曜日のコンテストに参加しました.ただ,(これはあくまでも私個人の問題ですが)予定が合わず,逃してしまうことが多々ありました.また,Advent Calendar Contest 2018 にはほとんど参加できませんでした.ユーザー Lv. も 40 を下回ってしまったようなので,来年は問題演習を進め,少しでも力を取り戻したいものです.

上記以外の海外の競技プログラミングウェブサイトで開かれるコンテストには,時間が合わないこともあり,あまり参加できなかったように記憶しています.CodeforcesTopCoder SRM に数回ずつ出た記憶があります.来年は時間が合いさえすれば貪欲に参加したいものです.

競技プログラミング

何かソフトウェアを作り,それを GitHub で公開するという取り組みは,競技プログラミングのライブラリを除けば皆無でした.ただ,Python + NumPy + Scipy + Pandas の学習を進め,(主に本業の)データ解析を支援するためのプログラムをつくることができました.競技プログラミングで得られた「感覚」のようなものも,ある程度は役に立っているのでしょうか.

読書・図書蒐集

図書館

昨年はあまり図書館に行けなかったのですが,今年は時間を見つけては出向きました.気になっている本を全て買うわけにもいかないし,ずっと手元に置きたいというものも限られているので,やはり図書館は欠かせないものです.そもそも,絶版や品切れ重版未定などで,買おうにも買えない本のほうが多いかもしれません.それに,図書館で本を探すときの「逍遥」は,何よりも楽しいものです.カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイトの「読みたいリスト」を用い,気になっている本を管理しています.分野としては,主に京都関連,自然科学,情報学が主ですが,最近では歴史,地理,文学作品に加えて,言語学の本も増えています.おそらく,後述の辞書蒐集に関連するものでしょう.このリストが尽きることは当分ないと思われます.

古本屋・新刊書店:辞書を中心に

古本屋にも定期的に訪れたのでしたが,主たる対象分野には大きな変化がありました.以前は自然科学系および情報学系の本を主に買い求めていましたが,最近では入店すると,まず辞書類の棚へ向かうようになりました.また,品切れ重版未定の辞書を求めて,古本屋だけではなく新刊書店にも出向くようになりました.某氏から「加速度がすごい」と称されたように,今年一年ですっかり辞書「沼」にはまった感があります.小学校に上がるか上がらないかといった時期に,部屋に学習英和辞典*1があったぐらいなので,何年も前からその素地はあったのかもしれませんが.このあたりのいきさつは以下の記事でも述べています.

hamukichi.hatenablog.jp

むすび

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年越しそば 2018.だしは関西風,ニシンの甘露煮をのせる.

とりあえず,2018 年も無事に締めくくれそうです.どこかたるんだような気持ちを引き締めつつ,来年も健やかに過ごしたいものです.それでは,よいお年をお迎えください.

*1:『ヴィクトリーアンカー英和辞典』だったように記憶しています.