私にとって英語とは何か:これまでとこれから
普段,私は何気なく英語を使っていますが,これまでどういった場面で,あるいはどういう形で英語と接してきたのか,振り返ってみたくなりました.この記事では,私の英語との付き合い方について,今後の展望も含めて,思いつくまま書いてみたいと思います.
これまでの付き合い方
学校の科目としての英語
英語というと,やはり学校の授業を連想します.私の場合,小学校から英語の授業がありました.ただ,その頃は「お勉強」というよりも,楽しんで英語に接することが趣旨だったように思います.中学校に上がってから,英語が数学や国語など,ほかの科目と同格のものとして位置づけられるようになりました.幸いにも,私は科目としての英語は好きな方でした.とりわけ,授業の予習として,辞書を片手に英文和訳や和文英訳を行うのは,あまり苦になりませんでした.入学試験をはじめとする種々の試験においても,英語は得点源となりました.
ただ,どちらかというと,私は英語による speaking と listening よりも,reading と writing の方を好む傾向にありました.これは今でもあまり変わっていません.英語は意思疎通の手段であり,それを踏まえると会話と聞き取りは避けて通れないことは知っていましたが,どちらかというとそのような場面を避ける傾向にありました.英語に限らず,少人数形式の授業を避けがちな*1ので,これは英語だけの問題ではないのでしょうが.
専門分野における意思疎通の手段としての英語
進学後は,専門分野の情報を取り入れたり,逆に発信したりするうえで,英語を使うようになりました.私の分野では,数十年前は独語*2や露語もよく使われていたようですが,今はもっぱら英語のようです. これらの文献独特の構成や表現には慣れる必要がありますが,今のところ読んでも意味不明という事態には陥っていません.ただ,もう少し素早く的確に読めるようになりたいものです.これは経験あるのみかもしれません.また,少ないながら,逆に専門分野の知見を英語で発信することもあります.なかなか言いたいことを文章にできず,もどかしいところもありますが,アカデミック系の英語辞典や,専門用語に特化した辞典も参考にしつつ,なんとかしています.よく使う辞書サービスを一つ挙げると,やはり英辞郎 on the WEB - 英和辞典・和英辞典でしょう.一般のみならず,専門分野の語句や用例も豊富に掲載されているため,重宝しています.ただ,たまに辞書を引くのに熱中して,肝心の文章作成がおろそかになることがあるので,注意が必要です.
趣味としての英語
このブログや Twitter 等でもよく述べているように,私にとって言葉や辞書は趣味でもあります.英語も,それに含まれます.たとえば,目に留まった単語について,『ランダムハウス英和大辞典』第 2 版や,Lexico.com を使って,語源を調べるのが好きです.ときどき,思いもよらぬ意味の語が大元となっていることがあり,興味深いのです.国語系辞典ほどではないにせよ,英語系辞典も部屋に所狭しと並んでいます.
プログラミングのための英語
私は趣味(競技プログラミングなど)や本業(データの解析など)の一環として,コンピュータプログラミングを行っています.最近では,プログラミングの文法やライブラリに関して,日本語でも数多くの文献が出ていますが,やはり多いのは英語で書かれたものです.また,私は国内のみならず海外のオンラインプログラミングコンテスト*3にもときどき参加しており,その際には英語の問題文を読むことになります.加えて,あまり頻度は高くないものの,GitHub で海外の開発者とやり取りすることもあり,そのときには英語を使います.このように,プログラミングをする上でも,私にとっては英語が役に立っています.
これからの付き合い方
前述のように,私はどちらかというと英語による会話や聞き取りを避けがちでしたが,そうは言っていられなくなり,これらのスキルを磨く方法を検討しています.英語圏のニュースを聴いたり,英語のラジオ講座に取り組んだりはしているものの,やはり三日坊主になりがちです.また,英語の歌や映画*5が,それほど好きというわけでもありません.何らかの形で,日ごろから英語の「声」に接する習慣をつけたいものです.
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