私とオンライン麻雀:これまでとこれから
Twitter でもたびたび述べているように,私はオンライン麻雀を毎日のように楽しんでいます.この記事では,そのようにはまったいきさつや,現状について述べるとともに,今後の目標等について記します.
更新履歴
- 2020 年 6 月 18 日:章立てを修正.現状および参考書について追記.
- 2020 年 4 月 12 日:初版.
はじめに
オンライン麻雀は,私の日常生活の一部と化しています.そのようになったいきさつや,現在の取り組みについては,Twitter 等では適宜述べていましたが,まとまった形では書いていなかったことに気づきました.そこで,この記事として,簡単にまとめることにしました.
これまでの経緯
オンライン麻雀にはまる前
あまり時間は取っていなかったものの,私はどちらかというとボードゲームが好きな方でした.ただ,家族の間を除いては,昔ながらの,同じ部屋に集まって,物理的な道具を使って行うことは少なく,PC やスマートフォンのアプリケーションを用いていました.具体的には,将棋*1,囲碁*2,リバーシ*3,トランプ*4,「シェフィ」*5などです.対人戦には抵抗があったので,CPU 戦が主でした.麻雀*6にも手を出しかけていたのですが,規則が複雑怪奇という印象がぬぐえず,フェードアウトしていました.
麻雀 revisited
アプリを使用し,麻雀を少しずつ学んでいる.規則が複雑怪奇だと思って敬遠してきたが,順を追って進めていると,だんだん親しみがわいてきた.基本的な規則を覚えたら,CPU 戦やオンラインの対人戦もやってみたい.
— はむ吉(のんびり) (@hamukichi_nbr) 2019年12月2日
転機が訪れたのは,2019 年 12 月ごろのことです.諸般の事情で,しばらく家にとどまらなければならなくなりました.「本業」に関する何かしらの勉強でも進めればよかったのでしょうが,それは難しいと感じました.しばらくスマートフォンを弄って過ごしていたところ,なぜか,麻雀を再開することが頭に浮かんだのでした.何か適当な教材をと探していたところ,「セガ NET 麻雀 MJ」(iOS 版)のトレーニングモードが有用であることを知りました.これは,麻雀の複雑な規則について,ときどき CPU との模擬戦をはさみながら,懇切丁寧に解き明かしてくれるものでした.これを一周するころには,なんとなく規則の概要がつかめるとともに,実戦への意欲が出てきました.
麻雀に引き続き取り組んでいる.役やら点数の計算やらはあやふやだが,とりあえずゲームの基本的な流れはわかったので,MJ モバイルの CPU 戦で練習している.最初は鳴いてばかりで鳴かず飛ばず (?) だったが,鳴くのを控えたら上がれるようになってきた.CPU が手加減 (?) しているのかもしれないが. pic.twitter.com/QE6IX4E9x2
— はむ吉(のんびり) (@hamukichi_nbr) 2019年12月6日
そうはいったものの,たとえチャット機能などがなくても,いきなり対人戦を行うのは気が引けたので,まずは MJ の CPU 戦を用いて訓練しました.最初は鳴いてばかりでなかなか和了できませんでしたが,だんだんと門前の重要性を学び,満貫などを得られるようになりました.また,少しでも覚えられるように,しばらくは役の一覧表を枕の傍らに置いて,一読してから眠っていました.
対人戦へ
CPU 戦の経験を積み,オンライン麻雀の試合にもずいぶん慣れてきたため,MJ と天鳳を用いて,対人戦にも取り組むようになりました.はじめて天鳳でのプレイを行った際に,CPU による自摸切りモードで練習するつもりが,いきなり対人戦になって驚いたのを覚えています.その試合では,運よく三位以上で終えられたのを覚えています.
天鳳の三人麻雀をやっていた.数え役満だ.役満をあがるのは初めてだ.そもそも,清一色も初めてだ.うれしい. pic.twitter.com/TL71PpDiNL
— はむ吉(のんびり) (@hamukichi_nbr) 2020年1月3日
それからというものの,(オンライン)麻雀にはまるようになりました.今もそうですが,級や段が上がったり,高得点を得たりするたびに,スクリーンショットとともに tweet するようになりました.特に,初めて役満(三人麻雀での数え役満)で上がったときは,喜びもひとしおでした.
くそなぞなぞ(麻雀編)
— はむ吉(のんびり) (@hamukichi_nbr) 2019年12月31日
電子レンジによる調理が終わりそうになるとできる麻雀の役ってな〜んだ?
また,そのほかの趣味にも,麻雀の影響が出始めました.かねてから取り組んでいるくそなぞなぞについても,問題に麻雀の用語が登場するようになりました.ただ,そればかりでは,少なくともコンテスト向けの問題にはならないので,ほどほどにすべきでしょう.
物理的麻雀
オンライン麻雀にはまるようになり,物理的な用具もほしくなりました.とりあえずはと,カード麻雀なるものをホームセンターで買い求めました.頻度は高くありませんが,たまに使用しています.麻雀牌の購入は,現在検討中ですが,騒音の問題もあるため,難しいかもしれません.
現在の状況
そんなわけで,今に至るまで,オンライン麻雀に取り組む日々が続いています.もちろん,「本業」などに差しさわりのない範囲ではありますが.
各オンライン麻雀サービスごとの状況
各サービスの中では,天鳳を最もよく利用しています.ログインボーナスや装飾といった枝葉の機能がなく,ただ麻雀だけに集中できるのが,何よりよいところです.捨て牌の提案や,ドラの強調,待ちの表示などの機能はありませんが,それもトレーニングだと思っています.四人麻雀と三人麻雀では,三人麻雀の方を好んで打ちます.短時間で済むこと,高い手が出やすいこと,北を抜くときに生じる独特の効果音が好きであることが主な理由です.
MJ については,以前は天鳳と並行してよく打っていたのですが,最近はあまり打たなくなりました.理由は,ログインボーナスです.毎日ログインすることで,段位認定戦をプレイするための当日限定のチケットや,ゲーム内における各種の装飾品を得られるため,当初は日課のようにログインし,一戦は打っていました.しかし,だんだんログインボーナスに縛られているような気がして,ぱたりと遊ばなくなりました.とはいえ,MJ には各種の対戦支援や,役の読み上げといった機能があるのは魅力的です.何より,私は麻雀を MJ で学んだので,恩義がないこともありません.気が向けば,また再開します.
最近は,雀魂もプレイしています.Twitter のフォロワーの方々がプレイしておられるのを見て,私も気になったのです.ガチャやクエストといった枝葉の機能はありますが,ログインボーナスのようにプレイヤーを縛り付けるものではないので,ぼちぼちとやっています.各種の支援機能や,美しいグラフィックも魅力です.最近は,キャラクターに贈り物をするのが日課です.とはいえ,コイン不足で果たせないこともままありますが.ただ,試合中のスタンプ機能は,あまり好きではありません.私はスタンプを送らないのですが,ほかのプレイヤーのスタンプが表示されると気が散るし,ネガティブなスタンプが送られると,なんだか悪いことでもしたのかと不安になります.絵柄がかわいらしいのがせめてもの救いです.試合中のスタンプは都度無効にできるようですが,グローバルに無効にしたいものです.なお,コメントは無効にしています.なんだかんだ書きましたが,もう少し遊んでみて様子を見たいと思います.
参考書
いくつかの本で,麻雀における戦略についても学び始めています.ただ,読み終えたものはなく,積読になっているものも多いのですが.
オンライン麻雀をはじめて間もないころに手にしたのは,『これだけで勝てる! 麻雀の基本形80』という本です.麻雀の規則を一通り覚えたばかりの初心者でも,活用できる本です.私は麻雀を始めた当初,わかりやすさからか対子をむやみに集めがちで,手を狭めてなかなか上がれないことがよくありました.この本を通じて,基本形である 4 面子 1 雀頭や,両面待ちに持っていくことの重要性を学びました.私はフォローしきれていませんが,豊富な練習問題も魅力です.ただ,私のように,麻雀をあくまでもマインドスポーツとしてとらえている読者には,漫画などに理解しがたい点があるという問題はあります.とはいえ,総合的に見て有意義な本だと思います.ななめ読みの箇所も多いので,どこかで腰を据えて,じっくりと読み直してみたいものです.
- 作者:福地誠
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: 単行本
今読み進めているのは,『科学する麻雀』という本です.確率論,統計学およびコンピュータ・シミュレーションをはじめとする科学的方法を駆使して,麻雀の戦略について詳述するものです.自分には難解に思える箇所は後回しにしながらですが,ぼちぼちと読んでいます.通読したら,何かしらにまとめるかもしれません.
- 作者:とつげき東北
- 発売日: 2004/12/18
- メディア: 新書
なぜ麻雀にはまったか
私が(オンライン)麻雀にはまった理由は,麻雀が「技 7,運 3」*7のゲームだからかもしれません.適切な役を目指して,牌を取捨選択したり,時には時局に鑑みて勝負から下りたりするというのは,まさしくある種の技術でしょう.しかし,役満も夢ではないような,思わぬ好配牌ににんまりしたり,なんとかして四枚目の牌を手に入れたり,危険牌を捨てても振り込まなかったりするのは,運の部類でしょう.自分の努力で延ばせる部分と,運次第でどうとでもなる部分が,ほどよい割合で共存しているのが,私にとっては麻雀の魅力なのだと思います.
これから
当座の目標は,天鳳における二段への昇格でしょう.段位のループが続いているので,訓練を積みつつ,なんとかそこから脱したいものです.ゆくゆくは,特上卓などに進みたいものです.また,遠い目標としては,やはり,一般に認められている麻雀の役について,和了を一通り経験することです.ただ,四槓子など,いったいいつになるか上がれるかわかりませんが.
おわりに
いろいろと書き並べましたが,何はともあれ,今後とも細々と続けていきたいものです.お読みいただきありがとうございます.